越境

香港映画の「越境」。
中国深?に住むフェイは、香港にすむ富豪の奥様アンナ(カリーナ・ラウ)の運転手として働いている。フェイの妻は第二子を妊娠中だが、罰金が払えないため、香港での出産を望んでいる。しかし、大陸側の人間が香港で出産することは違法らしく、規制の眼も厳しい。アンナは、ダンスにチャリティー、おしゃれなど、金持ちの奥様同士の社交と何一つ不自由ない暮らしぶり。しかし、ある時から実業家の夫と連絡が取れなくなり、資産が凍結されていることを知る。それでも不安を隠して、留学中の娘にも、近郊に住む母にも平気を装う。カードも使えなくなり、縁起をかついで買い込んだ風水グッズや、結婚記念の骨董などを売り払って当座の現金を作る。そんな様子に不安を感じたフィリピン人のメイドは出て行きます。
フェイの妻は臨月となり、精神的にも不安定になり、フェイは追いつめられます。
カリーナ・ラウは香港を代表する女優の一人だそうです。私は初めて知ったのですが、とても美しいです。ちょっと桐野夏生さんに似た美人。また彼女が身につけるファッションもすばらしいです。シンプルでいてゴージャスです。
彼女の演じるアンナは、いままで何もしなくてもいい奥様だったのに、夫が失踪し、財産も凍結され、自分自身では何もできないことに気づいて行きます。
それにしても、香港と深?の落差。中国の自由のなさと、桁外れに裕福な香港の上流階級です。
しかし、生きることにしたたかなのはどちらなのか、というのをまざまざと見せつけられる脚本、演出です。

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